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第37回日本歯内療法学会学術大会開催される

火. 26 7月 2016

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第37回日本歯内療法学会学術大会が、7月23日(土)、24日(日)の両日、ウインクあいち(名古屋市中村区)において開催された(大会長:中田和彦氏・愛学歯)。「社会から求められる歯内療法─クラシカルとコンテンポラリーの調和─」を大会テーマとし、特別講演、シンポジウム、テーブルクリニックなどのプログラムが組まれた(参加者685名)。

特別講演IIでは、下野正基氏(東歯大名誉教授)が登壇。「治癒の病理─再生歯内療法の可能性─」と題し、歯の痛みのメカニズムや、意図的出血の意義などを詳説した。

特別講演IIIでは、興地隆史氏(東医歯大)が登壇。「歯髄保存を考える─バイオロジーと臨床の連繫─と題し、歯髄の防御・修復機構、直接歯髄の予知性、ケイ酸カルシウム系覆髄剤について解説。MTAの生体材料としての特性や、生体反応の機序、各MTAの特徴などを解説した。

特別講演IVでは、池山和幸氏(資生堂ジャパン)が登壇。「粧うから口腔ケアを考える〜資生堂が取り組む化粧療法について〜」と題し、美容の観点から行う介護予防について解説。化粧療法実施後にみえた握力向上や、反復唾液嚥下テストの結果などのデータを供覧し、患者のためだけではなく、介護者の負担軽減にも有効であることを示した。

シンポジウム「歯内療法領域における再生医療」では、庵原耕一郎氏(国立長寿医療研究センター研究所)、本田雅規氏(愛学歯)、飛田護邦氏(順天堂大学医学部)の3名が登壇。国外からの注目度も高い、再生医療等安全性確保法についての概説などがなされた。

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