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日本デジタル歯科学会 第8回学術大会開催される

木. 27 4月 2017

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日本デジタル歯科学会 第8回学術大会が、4月22日㈯、23日㈰の両日、鶴見大学記念館(神奈川県横浜市)において開催された(大会長:大久保力廣氏・鶴見大学歯学部:写真)。

日本デジタル歯科学会 第8回学術大会が、4月22日(土)、23日(日)の両日、鶴見大学記念館(神奈川県横浜市)において開催された(大会長:大久保力廣氏・鶴見大学歯学部:写真)。「デジタルにより何が変わるのか−次世代歯科医療への提言−」をメインテーマに、各種講演やシンポジウム、ポスター展示などが行われた(参加者:約450名)。

大会長講演は、大久保力廣氏が「有床義歯のデジタル製作」と題し、講演を行った。インプラント上部構造やクラウンブリッジと比較して、有床義歯のCAD/CAM製作はやや遅れているといわれる現状を踏まえて、海外ではすでに上市されているDENTCAシステムによるコンプリートデンチャー製作について考察を行った。CAD/CAMデンチャーについては、とくに再製作が必要なときに、使用中の義歯をスキャンしてすぐにコピーデンチャーが作れる点や、形状のデータを保管できる点が従来法より優れていることを強調した。

シンポジウム4では「臨床におけるデジタルソリューションの構築」と題し、草間幸夫氏(東京都開業)が登壇。自院で実践しているデジタルソリューションを紹介するとともに、CAD/CAMによる修復物を臨床に応用するためのポイントとして、精度の確保、シェードマッチング、咬合の付与の3点を挙げ、それぞれに押さえておくべきことを解説した。

教育講演では、「三次元積層造形の歯科応用」と題し、新谷明喜氏(日本大学名誉教授)が登壇し、3Dプリンターによる光硬化樹脂修復の現状などについて解説した。

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