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日本歯科衛生学会 第11回学術大会開催される

火. 27 9月 2016

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9月17日(土)~19日(月)、広島国際会議場(広島県広島市)において、日本歯科衛生学会 第11回学術大会が開催された(学会長:吉田直美氏/大会長:浮田瑞穂氏)。本大会では、「口からはじまる健康長寿―多職種連携で支えよう―」をメインテーマに、教育講演やシンポジウム、ワークショップなどのプログラムが組まれ、歯科衛生士を中心に約2,000名が参加した。

教育講演「歯科衛生士だからこそできる糖尿病予防~闇を除いて未来を照らすSRP~」では、西田 亙氏(にしだわたる糖尿病内科)が壇上に立ち、日本において糖尿病が激増した原因として、「運動不足/高脂肪食/単純糖質/夕食の摂取時間」の4点について指摘し、糖尿病は“社会病”だと訴えた。そのうえで、糖尿病と歯周病の関連性から、歯科衛生士が貢献できる内容について解説した。

栗原英見氏(広島大学大学院)は、「口からはじまる健康長寿―医科歯科連携に必要な歯周炎の新しい捉え方―」と題し、特別講演を行った。医科歯科連携をより進めるために必要とされる、歯周炎の感染の強さ、炎症の強さ、口腔機能を医科側がざっくりと捉えることができる指数・数値について解説した。

シンポジウム「地域包括ケアシステムにおける職種間の連携」では、歯科医師、歯科衛生士、看護師、社会福祉士が講演を行った。それぞれの立場から、多職種連携の現状や問題点、どうすれば地域包括ケアシステムを推進できるのかなどについて、意見を述べた。講演後の質疑応答では、連携の実践のための“顔のみえる関係作り”について意見が交わされた。

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