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平成28年度SCRP日本代表選抜大会開催される

木. 25 8月 2016

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平成28年度日本歯科医師会 / デンツプライシロナ スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)日本代表選抜大会が8月19日(金)、歯科医師会館(東京都千代田区)において開催された。 SCRPは、歯科学生の研究意欲の向上、そして歯科医療の発展を担う歯科学生の育成を目的とし、毎年実施されている英語による研究発表会である。22回目の開催となった本年度は、初の全国歯科大学29校すべてが参加し、各大学の代表学生が上位入賞を目指して競い合った。  

優勝(基礎部門第1位)は、神園 藍氏(鹿大歯4年生:写真左)による「Syk活性阻害は間葉系幹細胞の骨分化を促進し脂肪分化を抑制する」。受賞に際し、神園氏は「先生方の熱心なご指導のもと、SCRPに出たいという一心で実験を続けてきて、賞をいただけたことを嬉しく思います」と語った。準優勝(臨床部門1位)は、加藤みなみ氏(広大歯6年生)による「Porphyromonas gingivalisの歯性感染は肝星細胞を活性化し非アルコール性脂肪性肝炎の病態を進行させる」。臨床部門第2位は、小村晃広氏(大歯大4年生)による「フッ素置換脂肪酸を用いた歯面の化学装飾による着色予防」。基礎部門第2位は、小湊広美氏(東医歯大6年生)による「腫瘍細胞における放射線照射後の細胞周期動態が放射線感受性に及ぼす影響」。最後に講評として、副審査委員長の和泉雄一氏(東医歯大)が、「審査は拮抗し、どの大学が優勝してもおかしくないほどであった」と各大学代表学生のレベルの高さを賞賛した。

優勝した神園氏は、日本代表として10月20日(木)から米国デンバーで開催される、ADA/SCRP大会に派遣され、米国ならびに各国代表とともにプレゼンテーションを行う予定である。

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