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日本歯科保存学会2017年度春季学術大会開催される

月. 19 6月 2017

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日本歯科保存学会2017年度春季学術大会(大会長:真鍋厚史氏・昭大歯)が、6月8日(木)、9日(金)の2日間、リンクステーションホール青森(青森県青森市)で開催された(参加者:約1,200名)。

基調講演では、槇 宏太郎氏(昭大歯)が「歯科矯正治療─意義の再考と課題の解決に向けて─」と題し登壇。新しい矯正治療法が次々に登場し、矯正治療に関する国民の認知度も向上するなか、矯正治療が国民の健康にどのような影響を与えるかを解説。中高齢者において、健康な口腔を維持しているときに矯正治療を行うことで、咬合崩壊など重篤な状態を回避できるとしたうえで、患者に矯正治療を提案するためにも、矯正治療の知識や技術を身につけるべきであると述べた。

「顔面と口腔の美─特に健康的機能美を中心に─」と題して行われたシンポジウムでは、佐藤 亨氏(東歯大)、松尾 通氏(東京都開業)、大久保文雄氏(昭和大学形成外科学講座)が登壇。佐藤氏は、顎口腔機能の基本として正中の重要さを挙げ、咬合、顔貌のみならず全身の正中が整っていることで、全身の正しい機能が発揮できることを解説。松尾氏は、団塊世代が後期高齢者となる2025年が歯科においてもターニングポイントになると述べ、これからはQOLの向上を伴った「よい年齢の刻み方」が重要であり、容姿の管理を含めた歯科からのサポートは大きいと説明した。大久保氏は、形成外科の立場から現在の美容医療の実際を紹介。年齢、人種、性別によって、美しさの基準は異なることを解説した。

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