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MID-G 2016年度総会が開催される

水. 29 3月 2017

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学術・教育・経営を三本柱に多くのコースやセミナーを展開するMID-G(代表理事:荒井昌海氏・東京都開業)は、3月26日(日)、大和ハウス東京ビル(東京都千代田区)にて、2016年度総会を開催した(参加者:約250名)。

総会は、「学術」「教育」「経営」の3部に分けて行われ、第1部「学術」ではスペシャルゲストとして、辻孝氏(国立研究開発法人 理化学研究所:写真)が登壇。「未来の歯科治療としての歯の再生」をテーマに、再生歯胚からの機能的な再生、歯胚の分割による再生、歯根膜を有する次世代インプラントの開発について、基礎研究の進展から臨床応用への展望までを語った。とくに、HAコーティングインプラントに歯小嚢組織を付与した新規機能性インプラントには、多くの聴講者が興味をもち、講演後も質問者が列をなした。

第2部「教育」では、2015年度マニュアル作成コース卒業生による発表が行われ、マニュアル作成にあたっての苦労やスタッフの感想、活用の実際などが語られた。

第3部「経営」では、荒井氏が「ブルーオーシャン2017 歯科の未来」と題して、3月にドイツ・ケルンで行われた国際デンタルショーで発表された歯科器材に関する最新技術や注目の製品を紹介。ツーピースのジルコニアインプラント、人工歯と義歯床が一体化した総義歯用のディスク、3Dプリンタ用の各種マテリアルなどを紹介した。しかし、口腔内スキャナーや顎運動測定器、ユニットなどに大きなアップデートはみられず、この2〜3年では大きな変化はないと述べ、現在の技術を軸に設備投資を進められるとの見解を示した。

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