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第22回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会開催される

水. 28 9月 2016

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第22回日本摂食嚥下リハビリテーション大会学術大会が、9月23日(金)、24日(土)の両日、朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター(新潟県新潟市)において開催された(大会長:井上 誠氏・新大歯)。「摂食嚥下リハビリテーションの新たなる挑戦─これからの20年を考える─」を大会テーマとし、歯科、医療、介護などさまざまな分野の講演やディスカッションが行われた(参加者:5,728人)。

パネルディスカッション1では、「舌圧検査を使いこなそう!─臨床から研究まで─」をテーマとし、4名が登壇。舌圧検査は、平成28年度歯科診療報酬改定において導入されたことで注目を集めているとし、小野高裕氏(新大歯)は、舌圧で嚥下障害を評価できるか、食事形態を決めることができるか、リハの手技選択や評価ができるかなどを解説した。津賀一弘氏(広大院歯)は、JMS舌圧測定器の使用法を説明するとともに、今後、舌圧測定を普及させるための対策案として、多職種連携・歯科以外からの依頼推進を呼びかけた。

シンポジウム2では、「咀嚼を理解する」をテーマとし、4名が登壇。「咀嚼と嚥下における義歯の役割」と題し講演した古屋純一氏(東医歯大院)は、義歯の質が嚥下に繫がるため、できるだけ元気なうちに作製するほうがよいと述べた。講演後、介護現場などで働く聴講者から、「上顎と下顎、どちらかの義歯しか合わない場合は、片方入れるだけでもよいか」「ペースト食の患者さんの場合は義歯を使用しなくてもよいか」など積極的な質問がなされ、多職種から歯科への関心の高さが伺われた。

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