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米国、サンフランシスコ:う蝕を生じる個人のリスク評価は、歯科医が効果的に個々の患者に合わせた予防と治療の取り組みを行う助けとなることが、新たな研究によって明らかにされた。この研究は、リスク評価と個別化された予防ケアを組み合わせたプロトコルおよび定期検診を医療従事者がどのように実施しているかということに焦点を当てたものである。また、研究者はリスク評価が患者の治療と口腔健康の経過にどのような影響を及ぼすかについても研究された。
Caries Management by Risk Assessment(リスク評価に基づくう蝕管理:CAMBRA)プロトコルは、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)歯学部で開発された。本研究では、UCSFにおける患児3,810例の治療初期からの経過を、患児のフッ素添加水の利用、間食の頻度、社会経済的状態などう蝕に影響を及ぼすことが知られている多数の環境因子および行動因子を記録する17項目の記入用紙を用いて評価された。その後、これらのリスク評価の予測値を、低所得層の割合が大きい都市集団の生後6ヵ月から6歳の患児1,315例を追跡調査。
この研究の著者で歯学部准教授である国際口腔保健プログラム責任者のBenjamin Chaffee博士は、研究者らによって歯科医療従事者によるリスク割り当てが将来のう蝕リスクと関連していることが明らかにされたと話している。追跡調査来院時には、低リスク患者でう蝕を認めたのはわずか約20%であったが、高リスク群では70%近くの患者にう蝕があった。
「リスク評価とは予測です。それによって、患者集団にどのような転帰が生じるかがわかります」とDr.Chaffee。「他の研究とともにわれわれの研究でも、医療従事者が積極的にかつ正確にCAMBRA を使用することができ、時間もそれほどかからずに、効果が発揮されることが示されました」。
CAMBRA のようなう蝕のリスク評価は、医療従事者が口腔健康を左右することで知られている因子を説明し、その後、指定されたリスクレベルに応じてケアする方法を個別に指導するのに役立つであろう。例えば、う蝕が発生するリスクが高いと考えられる患者は、低リスクと考えられる患者よりも頻繁にX線写真撮影や歯科検診が必要となる可能性がある。
「う蝕は、非常に多くの慢性疾患と同様、社会格差の影響を受けます」とDr. Chaffeeは説明。「医療従事者には、社会経済的に恵まれない立場にある患者のほうが大きな疾病リスクに直面する可能性が高いことを認識してほしいと思います。重要なのは、診察室以外で現在患者に起きていることが健康状態に影響していることを考慮することです」。
CAMBRAは歯科学を根本的に変える可能性があるものの、その変化はゆるやかであるとDr. Chaffeeは言う。「この100年間のう蝕に対する伝統的な治療法は、歯科医がう蝕を見つけたときに詰め物をして歯の機能を修復するというもので、それ自体は歯科医がしなければならない重要な治療です。しかし、この方法では、う蝕の再発を予防することが一切できません。この方法は対症療法ですが、疾患の原因を突き止めることはないのです」と博士は結論づけた。
このプロトコルを考案した研究チームのリーダー、歯学部長のJohn Featherstone教授は「米国の大学歯学部および歯科大学の半数以上が、標準カリキュラムの一環としてどのような形にせよCAMBRA を取り入れています」と語る。「CAMBRA法を教えるハンズオンやオンラインコースも増えつつあり、この分野でCAMBRAの採用が進んでいることを心強く思います」。
米国疾病管理予防センターによると、2015年には2~5歳児の約23%は乳歯にう蝕があった。2~8歳児の乳歯の未治療う蝕は、ヒスパニック系および非ヒスパニック系黒人の小児では、非ヒスパニック系白人の2倍。さらに、12~19歳の青少年では、5人中約3人が永久歯列にう蝕があり、15%はう蝕が未治療であった。
「う蝕リスク評価項目の重要性:6歳未満の小児におけるリスクの評価とう蝕状態」と題された研究がJournal of Dental Research の新たな姉妹誌、JDR Clinical and Translational Research誌の電子版および7月号で発表。
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