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標準的なインプラント治療は、無歯顎および部分欠損症例に対する治療方法として広く受け入れられてきた。しかし、重篤な骨吸収が存在する場合には、追加の外科的介入なしでは標準的な長さのインプラントを配置することは不可能である。このような症例にショートインプラントを使用できれば、インプラント歯科医学分野への大きな貢献になると考えられる。最近のある研究で、ショートインプラントの残存率に対するリスク因子が分析された。
トルコのAnkara Yildirim Beyazit University、Cumhuriyet University、および個人開業医による本研究は、ショートインプラントの長期的成功のための、さまざまなインプラント関連および患者関連リスク因子の特定を目的とした。これら3施設の後ろ向きカルテ・レビューでは、ショートインプラントの配置に関するデータも他とともに集められた。データ収集には、インプラント製造業者、インプラントデザイン、解剖学的な位置、直径と長さ、埋入方法が含まれている。
統計学的解析にはインプラント・レベルおよび患者レベルで一変量回帰モデルが用いられた。199名の患者に埋入され、最長9年間の経過観察が行われた合計460本のショートインプラント(長さ4~9 mm)のレビューが実施された。
インプラントに基づく解析および患者に基づく解析によるショートインプラントの残存率は、それぞれ95.86%および92.96%、成功率は90.00%および83.41%だった。失敗症例の原因の73.91%をインプラント周囲炎が占めていたこと、また一変量回帰モデルにより、女性であることがショートインプラントの成功と強く関連することが明らかになった。加えて、インプラントおよび患者レベルで、喫煙と歯周炎の病歴が、ショートインプラントの成功に明らかな負の影響を及ぼすことが判明した。
これらの結果は、予測可能な長期治療の選択肢としてのショートインプラントの使用を支持するものであるが、喫煙と歯周炎の病歴が、ショートインプラントの成功に対する潜在的リスク因子となることも示唆している。研究者によると、これらの結果は他の長期研究の所見と一致している。
「Risk factors associated with short dental implant success: A long-term retrospective evaluation of patients followed up for up to 9 years」との標題でBrazilian Oral Researchに発表。
出典:today 26 Sept 2019
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