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Osstellシンポジウム:日常診療でのISQアナライザによる恩恵についての討議

左から:Dr. Marcus Dagnelid、Dr. Jay Malmquist、Dr. Jorg Neugebauer、Dr. Neil Meredith(写真:Anne Faulmann, DTI)
Dental Tribune International

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木. 20 10月 2016

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フランス、パリ:昨今、歯科医師はインプラント治療において増え続ける課題に直面している。デジタル技術の進歩、ハイリスク患者の増加による治療期間短縮の遂行、治療経過の予測などである。2016年のEAO大会の一環としてスウェーデンの歯科機器メーカーであるOsstellが開催したシンポジウムでは、経験豊かな臨床家たちがインプラント安定指数(ISQ)を使ってこれらの課題に取り組む方法を話し合った。

Osstell CEOのJonas Ehinger氏は「今回のシンポジウムの目的は、歯科医療従事者が日常診療でのISQアナライザの活用について学び、そのテーマについて経験豊かな臨床家たちとインタラクティブに話し合う機会を提供することです」とコメントした。また、「今年のシンポジウムでは、治療期間とインプラント荷重を最適化して予測できる結果を得るために、4人の著明なエキスパートがさまざまな治療シナリオでオッセオインテグレーションを観察する方法を示しました」とも語った。

Osstellは、歯科インプラントの安定性を分析する機器を25年以上にわたり製造し、共振周波数解析(RFA)によるオッセオインテグレーションの評価に役立っている。この方法は、オーストラリアのNeil Meredith教授とイギリスのPeter Cawley教授が開発したもので、インプラントの安定性を評価する唯一の客観的・非侵襲的手段である。今回のシンポジウムの発表者の1人であるMeredith教授は、RFAの科学的コンセプト、過去25年間にわたるISQテクノロジーの開発、ISQ測定値を用いて長期臨床アウトカムを強化することの利点について、詳しく説明した。また、「Osstell ISQアナライザは25年目、第6世代になります。発明者の私にとって、進化はドラマチックなものでした。これは歯科業界で最も洗練された機器の1つです。テクノロジーだけでなく、データを利用する能力についても、患者の治療と診断に関して、さらに豊富で有効な情報が得られます」とも語った。

Osstellのテクノロジーを13年近く担当しているスウェーデンのDr. Marcus Dagnelidは、シンポジウムの司会と、プレゼンテーションの後に参加者とのディスカッションの司会も務めた。アメリカの口腔顎顔面外科医Dr. Jay Malmquistは、インプラント荷重に関して治療プロトコルをどのように変更したかを説明した。同氏は即時・早期の荷重と移植の症例を紹介し、インプラント治療における初期安定性の重要性を強調し、また、治療の各ステップで臨床医がインプラントの安定性を評価するために、ISQアナライザがどのように利用できるかを説明した。「Osstellのテクノロジーは、インプラントが荷重に対して安全であるという安心感を開業医に与え、それによって予見を高め、治療を成功させるのです」とDr. Malmquistは言う。

「複雑なインプラントと補綴治療を受ける患者にとって、治療時間の短縮と治療経過の予測は、最も切実な要因です」と、ドイツのDr. Jorg Neugebauerは説明した。インプラントロジストで口腔外科医でもある同氏は、ショートインプラントと傾斜埋入インプラントの症例を紹介し、これらを使ってもなお骨造成が必要であると指摘した。したがって、安全な治療のためには、インプラント埋入後の治癒期間と二次手術後の荷重時期の決定が不可欠となる。同氏は、「ISQアナライザは、さまざまな治癒期間の個別対応を可能にします。最適な治療期間につながり、ハイリスク患者のマネジメントを可能にします」とも説明した。さらに、臨床医がオンラインサービスのOsstell Connectを使って複数のデバイスに接続し、ISQ値を複数の診療室、チームメンバー、世界中の歯科医療従事者間で共有する方法を示した。

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