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ライプツィヒ(ドイツ):1980年代、エイズの原因となるHIVが口腔ケアのあり方を大きく変えました。それから40年が経過した現在、新型コロナウイルスの流行により、個人防護具(PPE)の使用が改善されるなど、同様の変化が起きています。
カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究者による2020年の研究では、HIVと新型コロナウイルスの歯科への影響を並行して調査しました。とりわけPPE対策の変化について調べました。そのために、45人の地元の歯科関係者にインタビューを行ったところ、全員が「疑いもなく、現在、歯科医療は最低限の保護手袋とマスクの使用なしには実施できない」と答えました。
参加者の一人である公認歯科助手は、HIVが登場するまでは素手で歯科治療を行うのが当たり前だったと説明します。「私が入社した頃は、マスクも手袋も使っていませんでした。しかし、全員がHIV検査を受けたことで状況は一変しました。眼鏡、マスク、手袋を着用するようになったのはその頃からです。今では、何もしないで誰かを治療しようとは思わないでしょう。」
「今日では、手袋なしで患者を治療することなど想像もできませんが、当時はそれが普通でした。」-Lior Shapira教授より
European Federation of Periodontology(欧州歯周病学連合)の次期会長であるLior Shapira教授は、デンタルトリビューンインターナショナル誌のインタビューで、歯科医としての長いキャリアの中で成功した経験を語っています。「昔、私が学生だった頃(笑)、手袋もマスクもガウンも使わずに仕事をしていたら、HIVが登場しました。そしてPPE対策を改善することで、そのウイルスから身を守る方法を学びました。現在では、手袋なしで患者さんを治療することなど考えられませんが、当時はそれが普通でした。」
「そして今、コロナウイルスでも同じことが起こっています。私たちが学んだ最も重要な教訓は、歯科医療従事者は自分自身を完全に保護する必要があるということです。特にエアロゾルを発生させる処置を行う際には、ガウンやキャップ、以前は使用していなかったN95マスク、さらにフェイスシールドを使用します。これらの改善された対策は、おそらく今後も継続され、新しい標準治療となるでしょう」と付け加えました。
●新型コロナウイルスパンデミックへの対応がより困難に
HIV/エイズが大流行していた時期には、口腔医療従事者は処置の際に血液との接触を避けることに特に注意していました。新型コロナウイルスの場合はウイルスが空気感染し、飛沫やエアロゾルを介して広がるため、ケアを行う際にはどこにでも存在することになり、懸念が高まりました。カナダの科学者たちは、この懸念は主に「感染性について十分な理解が得られていないことと、歯科医療現場での感染リスクを最小限に抑えたり排除したりするためのコストや時間に対するウイルスの影響が認識されていないこと」が影響していると説明しています。
世界中の他の多くの政府機関と同様に、米国労働省に属する労働安全衛生局(OSHA)は、歯科医院の労働者や従業員向けのガイダンスをウェブサイトで公開しています。OSHAのPPE基準は、新たな法的義務ではありませんが、患者やスタッフを潜在的な感染から守るために、職場で実行すべき推奨事項が含まれています。Shapira教授が言及したように、OSHAは適切なPPEアンサンブルとして、使い捨てのN95フィルタリングフェイスピース呼吸器、ガウン、米国労働安全衛生研究所が認証したフェイスシールドも挙げています。
●今後の展開の一端をご紹介
一般の人々は、コロナウイルスのパンデミックがいつの日か終わることを望んでいます。しかし「Nature」に掲載された最新の調査結果は、その期待を裏切るものでした。それによると「科学者たちは、新型コロナウイルスの原因となるウイルスが流行すると予想しているが、時間の経過とともに危険性が減る可能性がある」といいます。
この記事の中で、米国シアトルにあるフレッド・ハッチンソンがん研究センターの進化生物学者であるJesse Bloom博士は、新型コロナウイルスはおそらく「それほど深刻な問題ではなく(インフルエンザの)ようなもの」になるだろうと示唆しています。とはいえ、重篤な症状が出る人もいるだろうとも述べています。
HIVやその他の社会的に大きな影響を与えた病気と同様に、コロナウイルスも何らかの形で存在し続けるため、歯科におけるPPEの使用に永続的な影響を与えるでしょう。
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