シルバースプリング(米国メリーランド州):米国食品医薬品局(FDA)は、製造会社によるボトル入り飲料水へのフッ素添加許容量を減らすことを先日提案した。さまざまな研究から、フッ素はう窩およびう蝕症の抑制を助ける一方で、過剰曝露によって歯のフッ素症につながり得ることが判明してきた。今回のFDA規則案では、国内で充填包装または輸入されたボトル入り飲料水への現行のフッ素添加許容量を、0.7mg/Lに削減することを目指している。
今回の規則案は、虫歯予防目的でフッ素が添加される公共用水に対する公衆衛生局の勧告に則したものである。この勧告が発表された2015年に、FDAは、ボトル入り飲料水業界に対して業界製品もこの勧告対象とみなすべきであろうと助言している。これを受け、ボトル入りフッ素添加飲料水製造会社の多くが、フッ素レベルを減らす何らかの措置をすでに講じてきた。
「ボトル入り飲料水に添加されるフッ素のほとんどは、すでに新基準値以下のレベルにあります。今回のFDA案が最終的にまとまれば、ボトル入り飲料水にフッ素を添加している製造会社に遵守を義務付ける明確な要件を設定することになり、ボトル入り飲料水の正しいフッ素の割合を徹底させるために、さらに一歩前進することになります。ボトル入り飲料水に製造会社が添加できるフッ素許容量を減らすことによって、私たちは、消費者の皆さんが過剰曝露を避けつつも、フッ素がもたらす重要な健康ベネフィットを享受できるよう後押しできます」と、FDA食品安全・応用栄養センターのディレクターDr. Susan Mayneは語った。
FDAは、一般の人々、業界、その他の関係者らと改訂案への意見等を共有するパブリックコメントの募集を、60日間にわたって実施する。
「フッ素添加ボトル入り飲料水中のフッ素許容量を改訂する規則案(原題:Proposed rule to revise the allowable level of fluoride in bottled water to which fluoride has been added)」は、https://www.federalregister.gov/documents/2019/04/03/2019-06201/beverages-bottled-waterから閲覧可能である。
出典:News International 2019/4/10
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