米・コネチカット州ハートフォード:コネチカット州の45歳歯科医師が、64歳の女性患者の死亡後、過失致死の軽罪と証拠改ざんの重罪で起訴された。この女性は20本抜歯の施術中に呼吸停止し、その後、病院で死亡が確認された。
エンフィールド市警の声明によると、Dr. Rashmi Patelは2月17日、逮捕状発行後に自分で出頭した。ちょうど1年前、Patelの患者であったJudith Gan氏は、意識下鎮静で大規模な歯科処置を受けた後、マサチューセッツ州スプリングフィールドのベイステート医療センターで死亡した。
ハートフォード・クーラント紙の報道によると、Patelが20本の歯を抜いていくつかのインプラントを入れようとしたところ、患者である元司書は合併症を発症した。Patelは、Gan氏が危険な状態にあると歯科助手が警告したのを無視し、施術を続けたと思われる。コネチカット州公衆衛生省の調査官の告発声明によると、同歯科医師は口腔全体に及ぶ抜歯の最中、「患者(Gan氏)の酸素飽和度の低下、呼吸困難あるいは心肺機能の損傷に適切に対処する」のを誤ったとされている。歯科助手の1人が最終的には911(救急・緊急電話)に電話をしたが、患者はすでに心肺停止状態だったと調査官は報告した。
State紙オンラインは患者の病歴について伝えており、今回の施術の6カ月前に心臓発作を起こしていたこと、過去2年間における2度の脳卒中などが意識下鎮静の反応に影響した可能性もあるとしている。コネチカット州歯科委員会は、Gan氏の死亡とその他の事件によりPatelの医師免許を停止することとした。同委員会の関係者はPatelに対し、意識下鎮静での施術を恒久的に禁止し、Patelがさらなるトレーニングを終了したら免許が返還されること、Patelは5年間の保護観察期間に置かれることが両者の間で合意された。
Patelは自身の治療における不正行為を否定している。ハートフォード・クーラント紙オンラインによると、「Dr. Patelは告発に異議を唱えており、取り下げられることを要請している」と彼の弁護士Paul Knagが声明を発表している。
Patelはエンフィールドとトリントンにオフィスがあり、公衆衛生省の調査対象となったのはこれが初めてではない。2013年12月、別の患者が意識下鎮静状態にあってガーゼを吸い込んだ際、診療基準に違反していた。また、2年前には医療過誤の告発にも直面し、後に示談となっている。
2万5,000ドルの保釈金を支払って現在Patelは釈放されており、3月5日にエンフィールド高等裁判所に出廷する予定である。
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