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豪州の学校でキャンディケインを禁止

キャンディケインは特に子どもたちに人気のあるクリスマスギフトだが、砂糖の量が多く、口腔衛生にリスクをもたらす。(Photograph: Ilike/Shutterstock)

豪・バーペンガリー:豪州クイーンズランドの生徒たちは、クリスマスのキャンディケインを学校に持ち込まないよう警告されている。クイーンズランドの少なくとも6校で、砂糖の多さを回避するために、この赤白の甘いお菓子が禁止された。オーストラリアの歯科医師会も、口腔衛生に重大な負の影響を与える可能性があるとして、人気のあるお菓子類に対する警告を発している。

 The Courier-Mail紙によると、バーペンガリー州立学校の校長であるBradley Fox氏の話では、この禁止が「クリスマス叩き」であると学校が非難されているという。しかし彼は断固として、飴類をクリスマスギフトとして受け入れられないとしている。

 「私たちの学校は、ロールモデルと健康的な食事を促進するために懸命に取り組んでいる。その一方で、この時期のキャンディケインの交換という子どもたちの伝統は、こうした苦労を損なうものだ。私たちがクリスマスに子どもたちに贈るメッセージの隠れた意味について、コミュニティは精査する必要があるだろう」と彼は同紙に語っている。

 Fox氏はクリスマスの時期に学校を取り巻くキャンディケインは2万5,000本におよぶと推定しており、それら全てに砂糖、保存料、着色料が使われている。彼は、鉛筆や手作りのカードのような無害で安価なギフトを生徒たちは交換するべきだとしている。

 オーストラリア歯科医師会の口腔衛生委員会委員長であるDr Peter Alldrittも、キャンディケインの影響について懸念しており、「キャンディケインは、長時間にわたり口の中に入れ続けるという他の飴類よりも悪い点があり、それはまるで、砂糖と酸の風呂に歯が浸かっているようなものだ」と同氏は新聞に語った。

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