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シロナ社とボストン大学、初の全デジタル歯科学校を設立

シロナ社は現在、ミラノで開催中の国際歯科Expoでのデジタル歯科ショーで、自社のデジタルソリューションを展示している。(Photograph: Claudia Duschek, DTI)

米・ボストン:世界最大の歯科技術メーカーであるシロナ社は、このほどボストン大学ヘンリー・ゴールドマン歯科大学院とパートナーシップを締結したと発表した。この契約により、同大学院は万全に設備の整った歯科治療室における現デジタル歯科学について学ぶ機会を提供する、米国初の全デジタル歯科学校となる。

  同大学院は、歯科・歯科技工の技術とアプリケーションを含む完全なデジタル歯科学のワークフローを学生に提供するため、シロナ社からのみデジタル機器・設備を購入する。加えて、学生たちが歯科治療を提供する同校の治療センターにも、シロナ社のCEREC、Schick、GALILEOS、inLabシリーズ製品が設備される。

  昨年5月、歯科大学院でデジタル歯科学を履行するため、同校は特別委員会を立ち上げた。デジタル歯科技術を駆使した最高レベルの口腔ケアを行うための機器を学生に提供するという目的のために、特別委員会は、シームレスで包括的なシステムを創るのに必要な、施設・設備・技術サポートを評価した。そして、包括的な製品ポートフォリオや強固な技術サポート、シームレスな技術統合能力を提供できるとして、このプロジェクトのパートナーにはシロナ社が選ばれた、と大学側は述べている。

  一方、シロナ社社長でCEOのJeffrey Slovin氏は、「ボストン大学とともにこの初の試みに参加できるのは光栄です」と語る。「学生たちは、現在の歯科診療環境での本当の実務を経験することになります。学生たちにデジタル歯科機器を使った教育を行うことを推し進めている同大学は称賛に値します。我々は、将来の歯科教育のためのステージを用意することでボストン大学と協力でき、大変喜んでいます」。

  シロナ社は現在、デジタル歯科ショー(10月16~18日、ミラノ)で同社の最新デジタル製品を展示している。

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