ブリスベン(オーストラリア):歯科専門家と研究者は、インプラント周囲疾患の予防と管理に役立つ最善のソリューションを探し続けています。例として、ブリスベンにあるクイーンズランド大学歯学部の研究者は、インプラント表面での細菌の増殖やバイオフィルムの形成を防ぐことで、歯科インプラントの成果を向上させる治療法を開発しています。研究者たちは、この治療法が歯周炎の治療にも有効な可能性があると考えています。
インプラント周囲の炎症は、歯科用インプラントを取り囲む軟組織と硬組織に影響を与え、慢性的な炎症は骨の損失に繋がり、チタン製インプラントの緩みや変位を引き起こす可能性があります。研究者らによると、インプラントへの軟組織の付着物は壊れやすい為、チタン製のインプラントでは天然歯に比べてインプラント周囲の炎症のリスクが著しく高いといいます。その一方で研究者らは、彼らの治療によって歯科インプラントの生存率が向上する可能性があると考えています。
同校の共同研究員であるアブダラ・アリ博士は、プレスリリースでこのプロジェクトについて下記の様にコメントしています。「引き算表面修飾法として、チタンディスク上に微小管を作製することを目指しています。」
「表面積の大きい微小管は、インプラントへの強力な軟組織挿入を開発し、それによって長期的な適用を持続させるために歯科用アバットメントインプラント上の理想的な表面改質方法となる可能性があります。 」と彼は続けました。軟組織の成長が起こった後、歯科用インプラント周辺の細菌の増殖やバイオフィルムの形成を防ぐことができます。
「軟組織の統合は修復の成功を測るために不可欠な基礎であり、オッセオインテグレーションは日常的且つ予測可能な現象となっています。」
チームは、このプロジェクトが良い結果をもたらすことを期待しています。「私たちの成果は、多機能性を備えた次世代インプラントにこの技術を使用するという歯科業界の新たなトレンドを切り開くことになるでしょう。」
「フェムト秒レーザーマイクロマシニング減算修正を用いたTiディスク上の微小管への軟組織の挿入」と名付けられたこのプロジェクトは、オーストラリア歯科研究財団から15,000豪ドル(9,600ユーロ)を授与されました。
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