Dental Tribune Japan

新型コロナウイルス感染症の審査で重要な役割を果たすデンタルチーム

By Franziska Beier, Dental Tribune International
June 16, 2021

グラスゴー(英国):無症候性感染者による新型コロナウイルスの伝播は重要である可能性がありますが、これについてはほとんど知られていません。そこで,グラスゴー大学医学部・歯学部・看護学部の研究者とスコットランドの公衆衛生当局は,ウイルス感染拡大の監視に関する情報を提供し,歯科医療現場におけるリスクの理解を深めるために,無症状の歯科患者の新型コロナウイルス感染について調査しました。

2020年8月3日から2020年10月31日にかけて、スコットランドの31の歯科医療センターで、5歳以上の無症候性スクリーニング患者4,032人を対象に検査を実施しました。患者の訪問時に、訓練を受けた歯科チームが標準化された検査キットを用いて口腔咽頭と鼻腔のスワブサンプルを合わせて採取し、22人の患者が新型コロナウイルスの陽性と判定されました。調査期間中、参加者の陽性率は上昇しましたが、これは当時の地域社会における潜在的な流行を反映したものでした。

「我々の知る限り、今回の調査は歯科医療現場における初の新型コロナウイルス感染症のサーベイランス調査であり、パンデミックに対応したサーベイランス検査プロトコルを迅速に開発・実施することが可能であることを実証した」と研究著者は述べています。また、「我々のデータは、歯科医療現場が公衆衛生サーベイランスの貴重な場所であることを示唆している」と付け加えています。

今回の研究は、スコットランドにおける新型コロナウイルスの検査および無症候性感染のサーベイランスにおける歯科チームの重要性を示す機会と考えられました。この研究には、データやサンプルの収集に訓練を受けた歯科チームを使用したこと、ロックダウン制限期間にもかかわらず患者が治療を受けられたことなど、いくつかの利点がありました。さらに、臨床チームはすでに個人防護具を着用して歯科治療を行っていたため、新たに個人防護具を使用する必要がありませんでした。

国際歯科研究協会のプレスリリースによると、ジャーナルオブデンタルリサーチの編集長であるNicholas Jakubovics博士は、「コミュニティサーベイランスの強化は、新型コロナウイルス感染症への公衆衛生対応の重要な柱です。本研究の結果は、歯科医療現場で新型コロナウイルスのサーベイランス検査を開発・実施することの価値と可能性を示すものです」とコメントしています。

「無症状の歯科検診患者における新型コロナウイルス陽性」と題されたこの研究は、ジャーナルオブデンタルリサーチに掲載されるのに先立ち、2021年3月29日にオンラインで発表されました。

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