Dental Tribune Japan

弘岡秀明氏 & ジョバンニ セリーノ氏 対談インタビュー -Peri-implant disease Ⅳ-

By Dental Tribune Japan
October 31, 2012

弘岡秀明ペリオコース15周年記念講演会が2012年7月14日(土)、15日(日)、株式会社ヨシダ(東京都台東区)にてスタディーグループJournal Club主催により開催された。 弘岡秀明氏(東京都開業)、歯科衛生士 加藤典氏(東京都勤務)に加えて、スウェーデンから講師として招聘されたGiovanni Serino氏は、イエテボリ近郊街 ボロースにあるBorås Hospital スペシャリストクリニックの歯周病科主任を務め、日常的に歯周病やインプラント周囲病変の治療、研究にあたっている。本対談は記念講演会に伴う特別企画として、インプラント・歯周病治療先進国といわれるスウェーデンで起きている、インプラント周囲病変の問題、今後、日本で起こりうる問題点などを議題に、両氏にお話いただいた。 第4編は、「インプラント周囲病変 治療計画とフォローアップ」です。 

【弘岡】
私たちは同じ年に卒業して、学位を取得しました。
その後、セリーノ先生は、いったんローマに帰ってからイエテボリ大学に戻り、
病院の歯周病科主任も務めていますね。

こうしたバックグラウンドから、日本の医療システムのこともご存知ですが、
インプラント周囲病変に関わる日本の歯科医や歯科衛生士に対して、
何かアドバイスはありませんか?

【セリーノ】
インプラント周囲関連で…。そうですね。
まず大切なのは、初心にかえって、良い治療計画を立てることです。
フレキシブルな計画にします。

インプラント埋入をはじめる前に、事前に考えておくこと。

それは第一に、細菌感染のない清潔な口腔内にインプラントを設置すること。

【弘岡】
重要ですね。

【セリーノ】
これがいちばん重要なことです。
それから、骨移植を検討する場合には、ルート部分の歯の骨の質・量を
考慮することがメインになります。

十分に良い質の骨が、十分な量だけあるなら、インプラントをどこに埋入するか、
そのインプラントにはどの上部構造を施すべきかを事前に把握します。

歯科医は補綴医と一緒に、どのような上部構造が良いのか、
その患者さんに適合するものや、患者さんごとに合う方法は違いますので、
スクリュー固定式、セメント固定式、ときには、入れ歯が良いのかを考えます。

最初から最後までの計画を立てた後は、通常の治療プロセスに入ることができますが、
計画はそのまま実行するのではなく、適宜、修正を加えます。

患者さんによって変更を余儀なくされることもありますし、
治療状況から上部構造にも大幅な修正が必要なこともあります。
最初に広い視野でよく検討しておくことが大切です。

それから、大事なのは、フォローアップです。

【弘岡】
とても重要ですね。

【セリーノ】
とても重要です。

【弘岡】
以上です。インタビューへのご協力、有難うございました。

 

弘岡氏×セリーノ氏 Special Inteview シリーズ

Dr. Hirooka × Dr. Serino  Peri-implant disease Ⅰ 「インプラント周囲病変 多発要因と上部構造」
Dr. Hirooka × Dr. Serino  Peri-implant disease Ⅱ 「インプラント周囲病変 治療法と予防対策」
Dr. Hirooka × Dr. Serino  Peri-implant disease Ⅲ 「インプラント周囲病変 対処法とトレーニング」
Dr. Hirooka × Dr. Serino  Peri-implant disease Ⅳ 「インプラント周囲病変 治療計画とフォローアップ」

INFORMATION
弘岡秀明ペリオコース15周年記念講演会に関するレポートは、
医歯薬出版社「歯界展望10月号」に掲載されます。ぜひご覧ください。
タイトル:弘岡秀明ペリオコース15周年記念講演会「インプラント周囲病変への対応」
執筆者:冨岡栄二・鶴屋誠人
掲載誌:歯界展望 120巻4号(2012年10月号) 764-765ページ

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