Dental Tribune Japan
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早期う蝕予防を目的とした母乳育児の方針を変更,米国歯科医師会

February 27, 2013

米国歯科医師会(ADA)は“Breastfeeding- An overview of oral and general health benefits”と題するレポートを発表(J Am Dent Assoc2013; 144: 143-151)。従来,歯科医師や関係者の間で推奨されていた「乳歯が萌出してからは制限なしの母乳育児を避け,炭水化物食を開始する」との方針を変更し,生後6カ月までの完全母乳および離乳食開始以降の母乳継続を支持する姿勢を示した。早期う蝕予防については布や柔らかい歯ブラシを用いた口腔内細菌のコロナイゼーション抑制を引き続き勧める意向だという。

競争なき市場を創造する,歯科医院のブルーオーシャン経営とは

January 23, 2013

2003年の開業を皮切りに8年間で8医院を展開するエムズ歯科クリニック。 院長の荒井昌海氏は,マネジメントのポイントは,スタッフには平等に活躍する機会を与えて,客観的な人事評価を取り入れること。それには,「マニュアルは欠かすことができない」と述べている。 同氏の初の著「歯科のブルーオーシャン経営」に掲載されなかったエピソードも交えて熱い思いを聞いた。  

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医院経営に寄与する治療選択肢の提案 「はじめよう,自費コンポジットレジン充塡」前編

December 19, 2012

【審美性と信頼度の高い診療オプション】 比較的小さいう蝕を治療対象としたコンポジットレジン充塡は,本邦では,そのほとんどが健康保険内にて提供されている。簡便で信頼度の高いボンディングシステムや,操作性の優れたコンポジットレジンの開発を継続してきた歯科材料メーカーのたゆまない努力と,勤勉で良心的な日本の一般歯科臨床家の尽力により,国民にとって廉価で良質な医療を享受できる環境が整っていることは誇るべき成果である。 しかし,よりクオリティの高い診療を希望する患者にトリートメントオプションとして提示されているのは,「ゴールドインレー」「セラミックスインレー」「ハイブリッドセラミックスインレー」など,多くが間接法による修復法となっている。 筆者は,より優れた審美性と信頼度の高い予後を兼ね備えた「自費コンポジットレジン充塡」を読者の診療オプションに加えていただきたいと考え,本稿を執筆している。

グラフトレス・コンセプトに基づく下顎臼歯部欠損症例

December 12, 2012

【ショートインプラントと傾斜埋入の特徴と応用】 部分欠損症例に対して,15mm以上の長いインプラントの成功率が高いとする1990年のLekholm らの報告以降,長いサイズのインプラントを臼歯部に埋入するために骨造成が行われてきた。 しかし,昨今ではショートインプラント,傾斜埋入,All-On-4,ザイゴマインプラントなどを応用した侵襲の少ないグラフトレス・コンセプトが注目されている。臼歯部の審美性獲得は困難であるが,必ずしも細部に至るまで審美性が追求される部位ではない。そのため,咬合力に配慮しながら機能性を重視した設計が可能である。私自身の臨床実感としてもその有用性は計り知れない。  

慢性炎症・感染症のがん化に関与する遺伝子編集酵素AID

December 5, 2012

慢性炎症や感染症とがんとの関わりは古くからいわれている。近年,遺伝子編集酵素であるactivation-induced cytidine deaminase(AID)の発現が慢性炎症や感染症からのがん発生に関与することが明らかとなってきた。これまでに(1)Helicobacter Pylori感染による慢性萎縮性胃炎からの胃がん,(2)B型,C型肝炎ウイルス感染による慢性肝炎,肝硬変からの肝細胞がん,(3)潰瘍性大腸炎からの大腸がん―などの発生過程で異所性のAID発現誘導が生ずることが示されている。上皮性異形成という前がん病変を経る過程が考えられている口腔がんでも,今年(2012年)われわれの研究グループがAID発現の関与を突き止めた。 

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歯周治療の心得七カ条 第一条「病をもつ人」を自分の患者にする

November 28, 2012

患者も納得する治療を求めて― 人類が多くの病気をワクチンの開発や治療方法の確立で駆逐してきた歴史を考えると,歯周病にはいまだにこれといった決定打がないことに歯科医として忸怩たる思いがする。 もっと悲しむべくは日本の歯科医の多くが,歯科二大疾患である歯周病に対して,その「対症療法」さえも満足に行っていないという事実である。専門医レベルまでとは言わないが,せめて基本的な歯周治療はマスターして欲しいと思う。 そこで,歯科医としていきいきと,そして患者も納得できる歯周治療とその心得7カ条をこれからの連載で考えていきたい。  

“底を打ったら上昇。歯科医師不足の時代が必ず来る!”―次世代歯科医師へのメッセージ

November 21, 2012

景気や業界の浮き沈みは必ずある。この時期だからといってマインドを落とさず,将来,上昇したときにしっかり耐えられるようにスキルアップ,マインドアップへの意識を持ち続けて欲しい―と,次世代歯科医師へメッセージを送る高橋氏の診療哲学を聞いた。  

“医療に人柄は大切”―次世代歯科医師へのメッセージ

November 14, 2012

 医療に人柄は大切として,よりよい歯科診療を目指し,自己研さんに励む。その姿には人への愛情とともにプロフェッショナルとしての厳しさが感じられた。家庭と仕事を両立している川口氏に,次世代の歯科医師へのアドバイスと臨床医としての信条を聞いた。

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Ivoclar Vivadent “First International Expert Symposium” 最新のセラミック材料と臨床応用の見直しを発表

November 7, 2012

ドイツ・ベルリン: 歯の修復材としてのセラミックは,過去20年間で大幅に進化した。2012年9月15日,ドイツ首都ベルリンで Ivoclar Vivadent(本社:リヒテンシュタイン)によって開催された「International Expert Symposium」では,最新のセラミック材料とその臨床応用の見直しが発表された。  

弘岡秀明氏 & ジョバンニ セリーノ氏 対談インタビュー -Peri-implant disease Ⅳ-

October 31, 2012

弘岡秀明ペリオコース15周年記念講演会が2012年7月14日(土)、15日(日)、株式会社ヨシダ(東京都台東区)にてスタディーグループJournal Club主催により開催された。 弘岡秀明氏(東京都開業)、歯科衛生士 加藤典氏(東京都勤務)に加えて、スウェーデンから講師として招聘されたGiovanni Serino氏は、イエテボリ近郊街 ボロースにあるBorås Hospital スペシャリストクリニックの歯周病科主任を務め、日常的に歯周病やインプラント周囲病変の治療、研究にあたっている。本対談は記念講演会に伴う特別企画として、インプラント・歯周病治療先進国といわれるスウェーデンで起きている、インプラント周囲病変の問題、今後、日本で起こりうる問題点などを議題に、両氏にお話いただいた。 第4編は、「インプラント周囲病変 治療計画とフォローアップ」です。 

弘岡秀明氏&ジョバンニ セリーノ氏 対談インタビュー -Peri-implant disease Ⅳ-

October 31, 2012

弘岡秀明ペリオコース15周年記念講演会が2012年7月14日(土)、15日(日)、株式会社ヨシダ(東京都台東区)にてスタディーグループJournal Club主催により開催された。 弘岡秀明氏(東京都開業)、歯科衛生士 加藤典氏(東京都勤務)に加えて、スウェーデンから講師として招聘されたGiovanni Serino氏は、イエテボリ近郊街 ボロースにあるBorås Hospital スペシャリストクリニックの歯周病科主任を務め、日常的に歯周病やインプラント周囲病変の治療、研究にあたっている。本対談は記念講演会に伴う特別企画として、インプラント・歯周病治療先進国といわれるスウェーデンで起きている、インプラント周囲病変の問題、今後、日本で起こりうる問題点などを議題に、両氏にお話いただいた。 第4編は、「インプラント周囲病変 治療計画とフォローアップ」です。  

弘岡秀明氏 & ジョバンニ セリーノ氏 対談インタビュー -Peri-implant disease Ⅲ-

October 24, 2012

弘岡秀明ペリオコース15周年記念講演会が2012年7月14日(土)、15日(日)、株式会社ヨシダ(東京都台東区)にてスタディーグループJournal Club主催により開催された。 弘岡秀明氏(東京都開業)、歯科衛生士 加藤典氏(東京都勤務)に加えて、スウェーデンから講師として招聘されたGiovanni Serino氏は、イエテボリ近郊街 ボロースにあるBorås Hospital スペシャリストクリニックの歯周病科主任を務め、日常的に歯周病やインプラント周囲病変の治療、研究にあたっている。本対談は記念講演会に伴う特別企画として、インプラント・歯周病治療先進国といわれるスウェーデンで起きている、インプラント周囲病変の問題、今後、日本で起こりうる問題点などを議題に、両氏にお話いただいた。 第3編は、「インプラント周囲病変 対処法とトレーニング」です。  

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弘岡秀明氏 & ジョバンニ セリーノ氏 対談インタビュー -Peri-implant disease Ⅱ-

October 18, 2012

弘岡秀明ペリオコース15周年記念講演会が2012年7月14日(土)、15日(日)、株式会社ヨシダ(東京都台東区)にてスタディーグループJournal Club主催により開催された。 弘岡秀明氏(東京都開業)、歯科衛生士 加藤典氏(東京都勤務)に加えて、スウェーデンから講師として招聘されたGiovanni Serino氏は、イエテボリ近郊街 ボロースにあるBorås Hospital スペシャリストクリニックの歯周病科主任を務め、日常的に歯周病やインプラント周囲病変の治療、研究にあたっている。本対談は記念講演会に伴う特別企画として、インプラント・歯周病治療先進国といわれるスウェーデンで起きている、インプラント周囲病変の問題、今後、日本で起こりうる問題点などを議題に、両氏にお話いただいた。  第2編は、「インプラント周囲病変 治療法と予防対策」です。  

弘岡秀明氏 & ジョバンニ セリーノ氏 対談インタビュー -Peri-implant disease I-

October 17, 2012

弘岡秀明ペリオコース15記念講演会が2012年7月14日(土)、15日(日)、株式会社ヨシダ(東京都台東区)にてスタディーグループJournal Club主催により開催された。 弘岡秀明氏(東京都開業)、歯科衛生士 加藤典氏(東京都勤務)に加えて、スウェーデンから講師として招聘されたGiovanni Serino氏は、イエテボリ近郊街 ボロースにあるBorås Hospital スペシャリストクリニックの歯周病科主任を務め、日常的に歯周病やインプラント周囲病変の治療、研究にあたっている。本対談は記念講演会に伴う特別企画として、インプラント・歯周病治療先進国といわれるスウェーデンで起きている、インプラント周囲病変の問題、今後、日本で起こりうる問題点などを議題に、両氏にお話いただいた。  

失敗しないインプラント治療のために ―知っておきたい局所解剖 Vol.1―

October 1, 2012

Vol.1下歯槽神経 -非可逆的損傷を与えてはいけない- 非可逆的損傷を与えてはいけないインプラント治療で大きな問題となりえるのが手術に関係するものであり,それは,非可逆的(取り返しのつかない)損傷を与えてしまうからである。なかでも緊急を要するものが出血であり,太さ2~3mm以上であれば早急に止血処置(血管結紮など)をしなければいけない。次に問題になるのが神経である。血管は切断したとしても止血ができれば問題ないが,神経は,切断したことで半永久的に障害(神経麻痺)が残る。  

義歯で高齢者のADL保持を-求められる医科歯科連携-

October 1, 2012

 最近のわれわれの研究で,在宅療養要介護高齢者の口腔健康状態が生活機能に及ぼす影響をパス解析で検討したところ,歯が少ない(9本以下)者が義歯を使用していないと嚥下障害を引き起こし,ひいては日常生活動作(ADL)の低下に至る可能性が示唆された(Community Dent Oral Epidemiol 2012年8月30日オンライン版)。以下にその研究内容を紹介し,医科歯科連携の必要性を提言したい。

歯周炎と頭頸部がんのHPV状態が関連

October 1, 2012

   〔シカゴ〕ニューヨーク州立大学バッファロー校(ニューヨーク州バッファロー)のMine Tezal氏らは,頭頸部扁平上皮がん患者において,歯周炎の既往歴はヒトパピローマウイルス(HPV)陽性腫瘍リスク上昇と関連する可能性があるとArchives of Otolaryngology−Head & Neck Surgery(2012; 138: 669-675)に発表した。

プラーク付着で早期死亡リスク上昇 -口腔内衛生不良による,がん死の可能性示唆-

October 1, 2012

   〔ロンドン〕カロリンスカ研究所(スウェーデン・ストックホルム)歯学部門のBirgitta Söder氏らは「スウェーデン人1,390人を24年間追跡した結果,デンタルプラークの持続的な付着により早期死亡リスクが上昇することが確認された」とBMJ Open(2012; 2: 2e001083)に発表した。同氏らは口腔内の衛生不良が感染症や炎症につながり,がん死をもたらした可能性があると推測している。

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