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1,300人を超える歯科専門家が、カムログコングレスで日常臨床における問題点に取り組む

2016年カムログ国際コングレスがポーランドのクラクフで6月9日から11日にかけて開催され、参加者は1,300名を超えた。(写真提供:Henry Schein)

ポーランド、クラクフ:6月に、クラクフで開催されたカムログ国際コングレスに世界33ヵ国から1,300 名以上の歯科医師と歯科技工士が参加した。今年は「日常臨床における問題点への取り組み」をテーマに、科学的なアプローチに加えて、日常臨床におけるインプラント治療の実践に重点を置き、カムログユーザー以外の臨床家にとっても有意義なものとなった。

カムログファウンデーションが主催したイベントには、12ヵ国76名の講演者およびモデレータと19を超える大学が参加し、業界の傾向を分析し、成功事例についての意見交換が行われた。議論された内容は、治療計画、インプラント手術と補綴の基本原則、臼歯部の審美的治療、日常の臨床研究について等である。

5つのワークショップでは、Swissmeda社のSMOPソフトウェアとガイドシステムを用いた3-Dインプラント治療計画、自由診療における骨増生とその限界、最先端のサイナスリフト、最適な歯肉移植と縫合技術に基づく創傷治癒の経過について学んだ。

スイスのチューリッヒにあるディズニー・リサーチの所長、Markus Gross教授による特別講義も開かれた。ディズニー・リサーチは、ウォルト・ディズニー社の最新鋭の科学と技術革新を目指した研究所の国際ネットワークだ。教授は参加者を3-D顎顔面モデルのデジタル世界に導き、医学への応用の可能性を示した。

さらに、丸1日をかけたシンポジウムではデジタル技術の話題に終始し、デジタルワークフロー全体に興味深い考察をもたらした。経験豊かな専門家が最新の技術と治療法を取り上げ、今後のデジタル歯科の展望を示した。また、120名の参加者がデジタル歯科関連企業の展示ブースを訪問することができた。

Henry Schein Global Dental社のCMO Dr.Robert Gottlanderは、「新たなデジタルデンティストリーは、診療ワークフローと患者の満足度を大きく向上させる可能性がある。しかし、それが成功するかどうかは、ワークフロー内のデジタルソリューションと診療や研究とのシームレスな統合が不可欠である」と語った。

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