Dental Tribune Japan

新しいセンサーが歯科インプラント周辺の骨の成長を監視

By Franziska Beier, Dental Tribune International
March 01, 2021

イランのテヘラン。テヘランのシャヒード・ベヘシュティ大学のエンジニアは、歯科インプラント患者の医療用レントゲン撮影の線量を減らすために、新しいセンサーを設計しました。この装置は、骨の成長を監視する為に歯科インプラントに組み込むことができ、複数回のレントゲン撮影に代替え可能です。

研究者によると、低エネルギー消費、安定した性能、情報処理速度は、インプラントセンサの工学的課題の一つであると言われています。このセンサーは、微細加工法を用いて設計され、歯科用インプラントに組み込まれています。一旦所定の場所に配置されると受動的に骨の成長を監視する為、周囲の電界の変化を測定します。大学の電気工学部門の助教授であり、主著者のアリレザ・ハサンザデ博士は、米国電気電子学会(IEEE)スペクトラムのウェブサイト上のブログへの投稿で、「骨がセンサーの周りに形成されると、センサーの静電容量が変化します。」と説明しました。静電容量の変化は、その後、無線誘導リンクを介してリーダーデバイスに伝達されます。

センサーはゼロパワーモジュールなので、バッテリーを必要としません。IEEE スペクトラムによると、チタンとポリエーテルエーテルケトンで作られています。今現在までに、大腿骨と下顎骨で実験テストされています。結果としては、歯科インプラントの初期段階から完全に回復して骨が発達するまでのセンサー容量が7倍以上に増加していることを示しました。「この結果から、インプラント周囲の骨の量がセンサーの静電容量値に直接影響することが明らかとなりました」とハサンザデ氏は付け加えています。

この装置は異なるインプラントのサイズや形状に最適化する必要があり、異なる適応症を示す歯科インプラント患者を対象とした臨床試験を完了する必要がある、とハサンザデ氏は述べています。「我々はいくつかの臨床試験を経て、FDA(米国食品医薬品局)や当局の承認を得た後に、この装置を商品化する予定です。」

「歯科インプラントの組織形成評価の為の新しい静電容量式センサー」と題されたこの研究は、2020年9月25日にIEEE センサーズジャーナルのオンラインで掲載され、号外掲載に先駆けて発表されました。

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