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Ivoclar Vivadent "First International Expert Symposium" 最新のセラミック材料と臨床応用の見直しを発表

Daniel Zimmermann DT Asia Pacific

Daniel Zimmermann DT Asia Pacific

水. 7 11月 2012

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ドイツ・ベルリン: 歯の修復材としてのセラミックは,過去20年間で大幅に進化した。2012年9月15日,ドイツ首都ベルリンで Ivoclar Vivadent(本社:リヒテンシュタイン)によって開催された「International Expert Symposium」では,最新のセラミック材料とその臨床応用の見直しが発表された。  

世界中のオピニオンリーダーや臨床医らが出席した本シンポジウムでは,“All ceramics meets implant aesthetics”としたテーマのもと,Ivoclar Vivadent 「 IPS e.max all-ceramic system」で作製したオールセラミック修復の可能性を実証し,臨床研究や実践経験などが発表された。
セラミック材料は10年以上前から歯科市場に導入され,1本の歯の修復に使われるラミネートべニアやクラウン,ブリッジに至る広範囲に適応している。同社販売責任者Josef Richter氏によると,現在,二ケイ酸リチウムと酸化ジルコニウムが利用可能で,CAD/CAM テクノロジーでも使用可能だという。

同シンポジウムに先立ち,ブラジルのChristian Coachmann氏とアメリカのKenneth A. Malament氏は,セラミックを使用した長期的に成功した他の適応症についての検討が加えられた。発表の中では,材料の選択が特に注目され,ほとんどの参加者はこのことが臨床的成功に大きな影響を与えているとの見解で一致した。
ドイツのManfred Kern氏は,ドイツの患者に行った治療例を発表した。e.maxはモノリシック二ケイ酸リチウムから作られたインプラントを固定した3つの部分の成功率は,従来のメタルセラミックスFDPsと同等であった。また,この材料を含む同様の研究結果が,ニューヨーク大学バイオマテリアルバイオミメティクス学部 教授 Van P. Thompson氏によって発表された。

「正しい材料を選択する方法を理解していなかったら,どのような形でも成功することは難しい」と,イスラエルのエルサレムにある審美歯科センター長 Ronald E Goldstein氏とNitzan Bichacho氏らはいい,審美歯科とインプラント修復の耐久性の限界(範囲)について論じた。

他のトピックスでは,治療手順に関する複雑なインプラント修復や,コミュニケーション面のための治療計画が取り上げられていた。加えて,東京から参加した草間幸夫氏は,さらなる美しさと完璧な生物学的機能を組み合わせたといわれるニケイ酸リチウム圧縮セラミックで作られた新しいブリッジのデザインを発表した。

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