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IDS 2017のメインテーマは「予防歯科」

DS(ケルン国際デンタルショー)2017では手用歯ブラシや電動歯ブラシなど多くの口腔衛生関連製品が展示予定。(写真:Koelnmesse)

ドイツ、ケルン: 2年に1回開催されるIDS(ケルン国際デンタルショー)は、歯科医療従事者および業界にとって、最大かつ最重要なイベントである。3月21日から25日に開催される来年のIDSでは、予防歯科(プロフェッショナルケアおよびホームケア)とともに、画像診断、微生物学的診断にも焦点を当てると発表。

これまでの数十年間で、世界の歯科市場は修復ベースの治療から歯科医療における予防的アプローチへと変化してきた。これは主に、健康全般に影響を及ぼす可能性のある未治療の歯科疾患に関する意識の高まり、世界の高齢者人口の増加、これに伴い天然歯列を生涯にわたり維持する必要性が出てきたことによるものである。

ホームケアと専門家による歯石除去をはじめとするプロフェッショナルケア、そして教育が長期的口腔健康の最も重要な柱と言える。2017年のIDSでは、この分野の最新技術および革新的製品について新たな情報が得られるだろう。参加者は、自宅で使用できる最新の口腔衛生関連製品と、さまざまなキュレット・スケーラーだけでなく、音波・超音波・空気による洗浄具やエアースケーラーに関する情報も得られるだろう。IDSではさらに、予防にターゲットを絞った最先端の診断ツール、高解像度口腔内カメラ、カメラ補助ライト・赤外線技術、アナログおよびデジタルのレントゲン・CTなどが展示される予定。

このイベント開催中は、著名な予防歯科専門家とさまざまな歯科関連企業の担当者によるセッションの機会も用意されているであろう。

VDDI. ドイツ歯科工業会のMarkus Heibach事務局長は、「予防は歯科医療の中核を成しています。IDSは全ての来場者にIDSならではの機会を提供します。展示企業の専門家やインストラクターとのセッション、現代の予防歯科の概念、最新の診断・予防および治療の傾向を網羅した全体像を一か所で提供するものです。2年に一度のこのイベントでは、他では得られない体験ができるため、個人的にも楽しみにしています」と力強く語った。
 

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