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順調に成長する世界の歯列矯正用器具・器材市場

2020年までに急成長する歯列矯正用器具・器材の需要(写真:DTI提供)

アメリカ、イリノイ州シカゴ : 2015年の世界の歯列矯正用器具・器材市場でアメリカの固定歯列矯正器具部門が再び最大のシェアを占めた。一方、市場調査会社RnRの最新報告が示唆するところによると、成長の拡大は、新興成長市場での歯列矯正処置の適用増加や、十代の若者や成人の見えない矯正器具に対する需要増加にますます依存していくようだ。

最近発表された論文によると、世界の歯列矯正器具部門の市場規模は年6.9%で成長し、2020年には40億米ドルになると予想されている。さらに、アジア、アフリカ、アメリカ、オセアニアの主要な地域のなかでも、歯列矯正治療関連の意識を高める国民の努力をはじめ、不正咬合やむし歯の患者数の増加という要因のおかげで、アジア太平洋地域が最も増加する予想だ。

アジア太平洋の国々における医療への支出の増加が、さらにこの成長に拍車をかけることが報告されている。

インド、中国、ブラジルなどでは、若年層での歯列矯正処置の需要の増加と可処分所得の増加が歯列矯正用器具・器材市場の成長に貢献しているが、歯列矯正処置に対する保険適用範囲が限定されており、市場拡大が制約されるという要素もある。

歯列矯正用器具・機材に対する世界の需要は現在、ヨーロッパと北米が最も高い。それは一人当たり国民所得の伸びが大きいだけでなく、歯科業界を支える国民の出資が増加しており、さらに若年層では歯列矯正処置に対する需要が高くなっていることに起因する。市場の約2/3 は3M Unitek、Align Technology、Ormco等少数の大手企業によって占められるが、3社とも米国企業である。

レポートの詳細は、RnR Market Researchのホームページから購入できる。
 

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