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築山 鉄平(つきやま・てっぺい)2001年に九州大学歯学部卒業後、佐賀医科大学(現・佐賀大学医学部)歯科口腔外科を経て、2004年から東京・日本橋の矢澤歯科医院にて勤務。2006年からアメリカに留学し、タフツ大学歯学部歯周科歯周病専門医課程修了。2009年にアメリカ歯周病学会認定専門医取得。2009~2010年、タフツ大学歯学部審美補綴フェロー。2011年に帰国し、医療法人雄之会つきやま歯科医院に勤務し現在に至る。2014年から、タフツ大学歯周病学講座Visiting Clinical Assistant Professor、デンタルスクウェアジャパン主宰、PHIJ ディレクター。
ネット社会だからこそ、海外で体験する意義
私は2006年から約4年半、アメリカのタフツ大学でペリオ、インプラントに関して専門的に学びました。日本に帰ってきて気づいたのは、物事を客観的、批判的に見る目が養われ、論理的思考が身についたことです。
ネット社会で、これだけ情報が簡単に入手しやすい時代になると、情報に接しても「そんなものか」としか見なかったり、特に海外に行くまでのことはないと思われたりしがちです。しかし、現地に行ってその場の空気を感じることは、ものの見方や思考にはとても重要なことです。
また、こうした思考が身についたことで、溢れる情報の中から自分に必要な情報を自分で考え、取捨選択できるようになりました。最終的にはどの情報を選ぶかは感性の問題ですが、その感性も留学体験で養われたものであり、そのため留学体験は私の大きな財産になっています。
海外との大きな違いは、歯科医療に対する価値観
帰国後によく聞かれるのは、日本と海外の歯科医療の違いですが、個人の技術レベルでいえば、日本でトップランナーの先生方は、世界のトップともいえるでしょう。しかし、一般の方の歯科医療に対する価値観や見方、また口腔内の環境は随分違います。医療制度が国民の医療文化や思考を定義するといわれていますので、根本的にはその部分が変わらなければ、国民全体の意識は変わらないと思います。
日本の仕組みにもアメリカの仕組みにも光と陰がありますが、一般通念的に口腔健康価値に、より重きを置いているのは、アメリカ国民のように感じました。
また、「デンタルIQが高い」という言葉があり、一般的に歯科的知識が豊富な患者さんがIQが高いとみなされがちです。私は、欲しいものややりたいことがたくさんある中で、今は歯に投資する時期であると考え、実際に歯科治療に投資するのが本当の意味での「デンタルIQが高い」のだと思います。
制度やルールにのみ縛られて自分の医療のやり方を定義するのではなく、本来のあるべき姿から、「今何ができるか」を考えた方が自分も納得でき、患者さんにも「これが最適」という医療を提供できると思います。
欧米から学び、日本でさらに飛躍する歯科の予防医療
歯科医療においても、予防に関しては、最近、社会的な認知度も上がってきました。しかし、日本での予防メンテ通院率は24%で、アメリカの60~80%、スウェーデンの90%と比べると、まだまだ低いといえます。
一方、歯科医療サイドも予防メインテナンスの役割が、PMTCをすることや、たまたま見つけたカリエスの早期発見・早期治療を行うという認識から、患者さん固有の疾病へのなりやすさ(リスク)をコントロールする早期診断、早期管理が今後、重要なポイントになります。
定期的な予防健診において、全身的に健康な患者さんを最初に診るヘルスプロフェッショナルが歯科医師や歯科衛生士であり、同時に他の全身疾患のスクリーニングを効果的に行える存在であると思います。今後は血糖値スクリーニングによる前糖尿病状態の早期把握、放射線専門医によるCT読影での顎顔面領域のスクリーニングなどを通じて、全身健康により積極的に関与していく必要があります。
歯科医療がそのような役割を担うことができれば、歯科医療の価値が上がり、医療全体のフロントに立つことができるのではないでしょうか。
Think outside of box「既存の考えにとらわれず考える」という言葉がありますが、Think outside of dentistry「既存の歯科学にとらわれず考える」ことが必要な時代に来ているのだと思います。
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