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男性の非喫煙者は飲酒により歯周病の危険に特にさらされる可能性がある

飲酒は歯周炎の危険因子として広く認識されている。(Photo: bogdanhoda/Shutterstock)

韓国・ソウル:飲酒が歯周炎の危険因子であるかを見出すために、韓国人の成人およそ5,300人を対象に研究調査が行われた。その結果、有害な飲酒と不健康な歯周状態との間にわずかな関連性があることが明らかになったが、男性で非喫煙者の飲酒には、歯周病のリスクが特にあると示唆された。

 この研究は、飲酒と歯周状態の関連性における変更要因として、性別と喫煙習慣を報告した初めての調査であるという。有害な飲酒は、男性と非喫煙者において地域歯周疾患指数(CPI)の高スコアに有意に関連していたが、研究に参加した女性および現喫煙者においては、そのような関連性が見られなかった。

 この関連性の根本的な理由は完全には把握されていないが、喫煙者における歯周衛生上のアルコール摂取の影響は、喫煙により隠れている可能性があると研究者たちは示唆している。また、考慮に入れた性別と喫煙習慣の2条件の関連性を明確にするためには、さらなる研究が必要だと強調した。

 同研究の参加者は、2009年に韓国疾病管理予防センターが実施した第4回韓国国民健康栄養調査のサブセット(小集団)であった。

 “Association between harmful alcohol use and periodontal status according to gender and smoking(性別と喫煙習慣から見た有害な飲酒と歯周状態との関連性)”という題のこの研究はソウル大学の研究者たちによって実施され、6月20日、BMC Oral Health誌にオンライン掲載された。

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