DT News - Japan - 咀嚼は性別で異なる

Search Dental Tribune

咀嚼は性別で異なる

女性は、男性とは異なる咀嚼パターンを持つ。(Photograph: Payless Images/Shutterstock)

韓国・堤川:一口の大きさ、1分あたりに摂取する食品のグラム数、咀嚼力、総食事時間やその他の要因を比較して、韓国の研究者たちは各パラメーターの男女間に実質的な違いを発見した。男性は1口のサイズが大きく、食べる速度も速いが、一方、女性は男性と同様に一定のペースで噛むが、1口に対して噛む回数が多く、したがって食事時間が有意に長くなることがわかった。

 この研究には、男性24人、女性24人が参加した。咀嚼筋を覆う皮膚に取り付けた電極を使い、参加者たちが152gのご飯を食べるときの1口の大きさ、咀嚼力、グラム当たりの咀嚼、咀嚼の合計数、その他の要因が測定された。

 分析によると、1口の大きさと咀嚼力は明らかに男性のほうが高く、食べる速度も同様に男性のほうが優位に早かった。グラム当たりの咀嚼は、男性より女性において有意に高かったが、咀嚼の速度は男女で差がなかった。そのため、食事時間は男性より女性が有意に長かった。

 「同じ量の主食を摂取するとき、女性は1口が小さく、男性より弱い咀嚼力で十分良く噛んでいること研究結果は示している」と研究者らは結論づけた。

 “Differences in eating behaviors and masticatory performances by gender and obesity status(性別や肥満状態による食行動および咀嚼性能の違い)”というタイトルのこの研究は、Physiology and Behavior誌の1月号に掲載された。

To post a reply please login or register
advertisement
advertisement