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エボラ検出のための唾液検査が開発中

現在、エボラの確定診断には血液サンプルが使用されるが、患者からのサンプルは非常なバイオハザードの危険性をもたらす。(Photograph: Science Photo/Shutterstock)

米・マナッサス:バイオ技術、特に診断製品を専門とするセレス・ナノサイエンス社は、米国の2つの科学研究機関と共同で、唾液によるエボラウイルス検出のための新しい方法を開発する計画をしている。現在のエボラの診断方法は血液サンプルに依存しているため、この4カ月のプロジェクトの目標は、より効果的で非侵襲的な代替方法を見つけることにある。

 セレス社がすでに開発し、商品化しているナノトラップと呼ばれる新規ナノ粒子技術があるが、それは診断用途やサンプルハンドリングの幅広いニーズに適している。科学者たちは、エボラのより良い検査方法の必要性に応じるのにもこの技術を使うことができる、と信じている。

 セレス社に協力しているのは、ジョージ・メイソン大学および米国陸軍医療研究所の感染症部門で、血液の代わりに唾液を使用する、より高感度でより安全なエボラウイルス検査におけるナノトラップの可能性を精査している。

 セレス社の創設者でジョージ・メイソン大学教授でもあるDr. Emanuel Petricoinは、「当社のナノトラップの粒子技術は、感染の早い段階で感染個体を迅速に同定するので、非常に魅力的なソリューションを提供できる」と語る。

 さまざまな医療機関によると、2014年のエボラ流行は歴史上最大であるという。WHOが12月3日に発表した最新の数字では、今年の3月に最初の感染が確認され流行が勃発してから、ギニア、リベリア、マリ、シエラレオネおよび米国で報告されたエボラ感染症例は17,145例で、死亡は6,070例である。

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