Dental Tribune Japan

牛乳にステイン防止効果

By Dental Tribune International
September 03, 2015

カナダ・エドモントン:紅茶、コーヒー、コーラおよび赤ワインのような飲料は、歯の表面を変色させる場合がある。しかし、アルバータ大学の研究者らは、少なくとも紅茶愛好家に関しては問題解決法を見出したかもしれない。茶葉の染色性に対する牛乳の効果のテストにおいて、牛乳は歯を暗くする茶葉の能力を著しく低下させ、茶葉のステイン予防においてホワイトニング効果のある歯磨き粉よりも有効であることがわかった。

 「茶葉は世界で2番目に多く消費される飲料で、製造処理過程が歯の染色程度に影響する。処理過程や酸化が進むほど、染色性もより高くなる」と同大学歯学科助教授のDr. Ava Chowは説明している。

 牛乳が持つ茶葉の染色性に対する影響を調査するため、Chowと学生チームはサンプルとして抜いたヒトの歯を使用した。彼らは、歯の元々の色を測定・記録した後、茶葉の液体か牛乳と茶葉の液体のどちらかに37℃で24時間曝すという着色処置を行った。

 充填、う蝕、明白な割れ目や破砕のある歯は研究から除外された。

 同大学のウェブサイトで報告されているように、牛乳中の主な蛋白質であるカゼインは、茶葉の染色性に大きく関与する水溶性化合物であるタンニンを結合する能力があることが研究結果で示された。

 「我々の実験で見られた色彩変化の大きさは、バイタル(歯髄が生きている)ブリーチ製品に匹敵するもので、ホワイトニング効果のある歯磨き粉よりも有効であった」とChowは述べている。

 研究結果には説得力があるが、「ある文化では牛乳を入れるのを拒むだろうし、別の文化ではミルクティーだけが飲まれている」として、広くミルクティーを推奨する前に、茶葉消費の文化特性や社会的状況が考慮されるべきである、とChowは結論付けた。

 "Prevention of Tea-Induced Extrinsic Tooth Stain(茶葉で引き起こされる歯表面ステインの予防)"というタイトルのこの研究は、International Journal of Dental Hygiene誌の2014年11月号に掲載された。

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