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歯科インプラントにおけるロボット支援「Yomi」は歯学部の学生に教育の機会を提供する

Dental Tribune International

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水. 14 4月 2021

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ニューヨーク(米国):ニューヨーク大学歯学部(NYU Dentistry)は、米国の歯学部としては3番目にロボット支援による歯科インプラント手術のための機器を入手し、設置・使用しています。「Yomi」は、臨床現場での活躍が期待されています。

「Yomi」は、米国マイアミに拠点を置くヘルスケア企業Neocis社が開発したもので、米国食品医薬品局から歯科インプラント手術の認可を受けた唯一の機器です。このシステムは、ソフトウェアを使用して術前に歯科インプラント手術の計画を立て、その計画を達成するためにリアルタイムで視覚的および物理的な術中ガイダンスを提供します。「Yomi」は、成人の一部または全部が無歯顎の患者に使用することを目的としています。

今回、ニューヨーク大学が取得した2台のロボットは、同大学の博士号取得前および博士号取得後の学生に、最新のロボット技術がどのように臨床現場や患者のケアを補強し、強化できるかを学ぶ機会を提供します。NYU DentistryのHerman Robert Fox学部長であるCharles N. Bertolami博士はプレスリリースの中で、「ロボット工学の力を利用して、当大学の博士課程前および博士課程後の学生が、この分野のリーダーになるための準備ができることを大変嬉しく思います」と述べています。

外科医はまず「Yomi」システムを使って患者の口腔内の詳細な3Dスキャンを使用し、歯科インプラントを埋入するための仮想プランを作成します。その計画に沿って術者を誘導するために、デバイスは物理的な手がかりを使用しますが、術中の変化に合わせて動的に調整することもできます。「Yomi」は触覚技術を用いてリアルタイムにフィードバックすることで、施術者の触感を向上させています。しかし、このデバイスは臨床家の専門知識を上書きするのではなく補完するように設計されているため、歯科用ハンドピースの操作は常に術者が行います。

ニューヨーク大学歯学部の臨床・病院関係担当副学部長であり、口腔・顎顔面外科学科長のRobert Glickman教授は、次のようにコメントしています。「ロボット技術は、まさに歯科手術の常識を変えるものです。歯科インプラントをうまく埋め込むには、術前の綿密な計画と重要な解剖学的構造物を避けて、患者に最良の結果をもたらすための高度な正確さと精度が必要です。」

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