Dental Tribune Japan

ガイド手術 ダイナミックナビゲーション ガイド(テンプレート)を使わない支援下手術登場

By By Dental Tribune Japan
June 24, 2019

インプラント埋入の質を高めるには、補綴主導型治療によるCBCTや、デジタルインプレッションデータを用いて作成した患者3Dモデルを基に、術前の治療計画を入念に練ることが必要である。

これまでは、患者の口腔内で正確な処置を行うためにドリルガイド(テンプレート)を作成する必要があった。だが、現在では、新しいダイナミックナビゲーションツールによって、フリーハンドで計画通りの手術が実現可能となりつつある。それがダイナミックナビゲーションである。

ダイナミックナビゲーションには、ガイドテンプレートに比べ多くの利点がある。計画立案の簡略化、スキャンから手技開始までに時間がかからないこと、手術の正確さをリアルタイムで評価できること、いつでも計画を変更できること、手技あたりのコスト削減、ドリル部位への容易なアクセス、優れた根管洗浄、そして優れた触覚フィードバックなどが挙げられる。それが、IDS 2019で紹介されたNavident 2(ナビデント2)である。

①効率的なワークフロー

ClaroNav社の新しいナビデント2:Trace and Place(TaP)では、余計な専用スキャンの必要がなくなり、患者の診断用スキャン画像を用いる。また、ステントが不要となり、ステント作成のストレスもない。TaPは、ダイナミックナビゲーションの流れを変える発明である。TaPによって、効率的でユーザーフレンドリーなワークフローが生まれた。

②エンドへのナビゲーション

画期的なのは、歯内療法への応用である。従来の歯内治療では根管へのアクセスがすべての操作の基本となり、これが最も重要な手順であるが、石灰化した歯髄腔や根管の存在する歯ではさらに複雑・困難となり得る。これに対し、ナビデントのダイナミックナビゲーション技術は、歯内治療の結果に差が少ない新時代をもたらした。

③より正確なインプラント埋入

また、最近、The International Journal of Oral and Maxillofacial Implantsにナビデント・ダイナミックナビゲーションの使用メリットを示す画期的な最終試験成績が公表された。これによると、直近のインプラント埋入50例で測定した刺入点の偏位平均値、根尖偏位、角度偏位はそれぞれ0.59mm、0.85mm、1.98°であった。これらの素晴らしい臨床成績は、おそらくこれまで報告されてきた中で最高の数値と思われる。

出典:today 12 March 2019.

Comments are closed here.

Latest Issues
E-paper

DT Japan No. 3, 2019

Open PDF Open E-paper All E-papers

© 2019 - All rights reserved - Dental Tribune International