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JDRが口腔顔面裂と歯の異常に関する特集号を発行

非症候性口腔顔面裂は先天性欠損罹患者の700名に1名という最も頻度の高い先天性欠損である(写真:JDR)

アレクサンドリア(米国):国際歯科研究学会(IADR)と米国歯科研究学会(AADR)は、Journal of Dental Research(JDR)誌にて口腔顔面裂、歯および頭蓋顔面の異常に関する特集号を発行した。この特集号は、JDRの共同編集者であるブリティッシュコロンビア大学(カナダ)のJoy Richman教授とともに、ミシガン州立大学のDr. Brian Schutteが客員編集者を務める。

口唇口蓋裂または唇裂を伴わない口蓋裂および歯牙形成不全などの疾病負担は極めて重い。乳児期から成人期までのこれらの修正術には、侵襲性の高い外科手術と歯科リハビリテーションが繰り返し行われる。歯牙形成不全などの歯科的な異常は、小児医療や高価な補綴治療を必要とする。この特集号には、頭蓋顔面の発達および遺伝学における最新の科学的および技術的進歩に関する論文およびレビューが発表されている。

ここでは、歯数および根管形成、ヒトおよび動物における口腔顔面裂の遺伝子研究、疾患の原因に最もなりやすい遺伝子変異に順位をつけたレビュー、口蓋形成に必要な経路、歯周に関する実験記事、遺伝子変異マウスの口蓋裂救済のための薬物療法に関する論文などを紹介している。

このJDR特集号の共同客員編集者であるRichman教授は、「我々は、頭蓋顔面の発達および遺伝学に関する最近の科学的および技術的進歩を網羅する、素晴らしい論文集を作り上げた。この論文シリーズで報告されている発見は、難題である歯および頭蓋顔面の異常の診断向上と最終的な治療の改善につながる」と語った。

出典:News Americas 2017/10/18

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